1997年8月上演

作:しゅう史奈
演出:小松幸作

イラスト:草間めぐみ




こわれゆく家族の ある夏の日の物語

画家を断念し働きはじめた姉麻穂、
定職を持たずアルバイトを続けながら
自分の居場所をみつけられないでいる弟剛、
二人にとってこわれやすい陶器のような
妹奈緒は悩みの種であり、
そしてまたどこか心の支えでもあった。

両親を失った家に暮らす三人のもとに、
ある日剛の高校時代の友人沢井が訪ねてくる。
ぬいぐるみラッキーとの世界に閉じこもる奈緒に向かって彼は
「話してごらん」と手をさしのべるのだったが…。

奈緒の中に眠っていた秘密の記憶とは?

描けなくなった絵、忘れられない花火の夜、
あの日のような雨…
その夏、姉妹の弾くピアノの音を胸に刻みながら、
剛は自分探しの旅に出る。

 

「海市(Kaishi)-工房」(幸作の会)の代表作といわれている作品。小さい会場だったため観た人は極少数、それなのに二年たった今でも「一番好き」「もう一回観たい」の声が多いのです。独特の雰囲気を強く感じて頂ける作品です。「大好き」と「大嫌い」に別れてしまう傾向もここではっきり出たお芝居といえるでしょう。
 

●大変繊細な、せつなくて、あつくて、独特の世界でした(20代/女性)
●人生の様々な苦しみ、日常生活の深淵をよくとらえていたと思う(40代/女性)
●深いところで自分の身の回りの何かに通じ、息苦しく、しんどく、けれども新鮮でした(40代/男性)
●不思議な場所で「そのまま生活」という感じでささってきました(60代/女性)
●いくつかのせりふがとてもリアルでドキッとした。少し怖かった(30代/男性)

姉/井上麻美
妹/藤原美紀
弟/中岡耕
友人/永井博章

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