第2回AAF戯曲賞ノミネート作品



2001年6月上演

作:しゅう史奈
演出:小松幸作

イラスト:草間めぐみ


於:
下北沢「劇」小劇場
チラシ
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迷蝶言うんはなぁ、
そこにいるはずのない蝶が
迷いこんでくることなんや。

人間かって迷うことがあるやろ?
そのうちにまた元のとこへ戻ってくることもあれば、
だんだん遠くへ行ってしまうこともある。

蝶かって不安なったら
ひょろひょろと早く飛んだりするねんで。
それでもまた気ぃ取り直して飛んで行くねん。

人間とおんなじや。

幻の迷蝶(メイチョウ)を夢み続ける延男、
プレイボーイを演じることでしか安らげない匠、
常に得体の知れない怒りを抱え暴力事件さえおこしてしまう靖高。

ふとしたきっかけで同居をはじめた三人は
10年前高校陸上部の仲間だった。

酔うと記憶をなくしてしまうという不安を抱えた靖高は
職場でのいさかいや恋人由岐との別れで自暴自棄になっていく。

ある日追われた蝶のように逃げ込んできた
女さつきとの出会いが彼の人生を変えてしまう。

まだ寒い春の夜に起きた殺人事件…
彼女の部屋にいたのは誰だったのか。

ありふれた日常、少しずつ遠ざかる青春の光に向かって
もがいたり息を切らしたりしながら、
それでも彼らは走り続ける。

 

1999年8月上演の「あめ時計」は叙情性と完成度が高く評価され、しゅう史奈が第一回AAF戯曲賞を受賞しました。更に昨年6月上演の「めらんこりあ〜憂鬱な華〜」で2年連続テアトロ新人戯曲賞ノミネート、11月「夜のキリン」でも深い味わいや濃密なセリフが雑誌等で取り上げられました。「迷いアゲハ」のように迷いながらも時代の風を敏感に感じ、新たな光に向かって海市(Kaishi)−工房は飛び続けます。
 

小松幸作
井上麻美
中岡耕
藤原美紀
鈴木達也
境ゆう子
佐藤徹
藤野睦美
大友直樹
菅井泰利
橋本拓也
勝村美紀
福田らん

美術/吉野章弘
照明/村上秀樹
音響/熊野大輔(with Friends)
宣伝美術/草間めぐみ
舞台監督/田中里美
制作/海市(Kaishi)−工房制作部
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