2002年10月上演

作:しゅう史奈
演出:小松幸作

イラスト:草間めぐみ


於:
下北沢「劇」小劇場
チラシ
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姉ちゃん、一緒に海見にいこか

いやや

なんで?

私泳がれへんねんほんまは

ほしたら一緒に沈んでしまおか

ええよ

海の底の底の遠いとこまで
ずうっと一緒に
沈んでいこ


ぶくぶくぶくぶく……

帰ってきました。
忘れられない少女時代を過ごした
この海の街へ。

今はもう叔父さんも亡くなって
従姉妹の美咲が喫茶店を続けています。

あの頃、
灰色の海を描いていたのは弟の匡で、
彼は生まれつき
正確な色を見分けることのできない病気でした。

匡の描く絵は誰にもまねのできない
とても不思議な絵だったと思います。

あなたもご存じの
私の妹の律を含めた私達4人は
とても仲良しでした。

あれから十年…。
抗いがたい運命が再び私達を呼び寄せ、
灰色の波となって
どこまでも弄ぶことになろうとは
誰が想像したでしょう。

 

第13回度テアトロ新人戯曲賞佳作を受賞した
「夜のキリン」
海市(Kaishi)−工房の描く
「運命の恋の物語」二年ぶり待望の再演!!


「夜のキリン」について(演劇総合雑誌テアトロ)
●「当選作を出すなら、しゅう史奈さんの“夜のキリン”以外にはない」と確信していた(村井健氏)
●二人の関係を運命的なものに感じさせ、読後に甘美な余韻を残す(江原吉博氏)
●これだけ密度のある台詞が書けるのが羨ましい(浦崎浩實氏)


「夜のキリン」の舞台写真と劇評が
テアトロ12月号に掲載されました!

 

●一つ一つのセリフが生きていて、一人一人が深い深い感情を持っていて、とても面白かった(40代/女性)
●さまざまな愛にあふれていて、とても切ない物語でした(20代/女性)
●ただ面白いだけのドラマと違って、人間っていとおしいものだな、と思わせてくれる独特の魅力があった。どんな人間も心の中に灰色の海を持っている。それでも頑張って生きて行こうと思わせてくれました(40代/男性)
●二回観ました。一回目と違ってて面白かった(20代/男性)
●素朴なけれど、深い気持ちを感じました。その人がいた時は気付かないけど、いなくなった時に気付くせつない気持ちに似てました(20代/男性)
●愛しく、悲しい人達。空間にある濃密な空気と色彩。静かな中に叫びが聞こえてくる様だった(30代/女性)
●話が頭でこれっぽっちもわかってないと思うのに、涙が後から後から出てきた(20代/男性)
●夜の海の中にいるような気分にさせられました(20代/女性)
●抑制のきいた演技がともすれば単調になりがちなところを集中力ある役者たちの好演と、哀しみをたたえた詩情豊かな台本に、海の底に、あるいは遠い羊水の中にいるようでした(50代/男性)

小松幸作
井上麻美
中岡耕
藤原美紀
境ゆう子
鈴木達也
佐藤徹
藤野睦美
菅井泰利
三宅愛実
仲澤剛志
竹内幹子

美術/田中敏恵
照明/村上秀樹(回転OZORA)
音響/熊野大輔
宣伝美術/草間めぐみ
舞台監督/田中里美(KNOCKS COMPANY)
制作/海市(Kaishi)−工房制作部
制作助手/三村里奈(MR co.)・藤原美紀
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