所沢演劇をみる会、
秩父演劇鑑賞会例会公演
町田演劇鑑賞会例会公演作品



2004年9月上演

作:しゅう史奈
演出:小松幸作

イラスト:草間めぐみ


於:
下北沢「劇」小劇場
チラシ
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雲の間から光の筋がサーッて射してるやろ?
天使がそれをつたって行ったり来たりしてるねんて

亮平には恋人ひかりとの結婚に踏み切れない理由があった。

同居している妹のあゆみは夫洋介と心を通わす事が出来なくなっている。

ある朝、彼らの元へ受験生の従兄弟と、旧友の広田がやってくる。

その日を境に、止まっていた時計が動き出す。

いつのまにか雨漏りしていた家の中で、それぞれの古い傷が疼き始める。

そう、すべてはあの朝からはじまった…。

 

「神戸に わたしを生み育ててくれたあなたに」

しゅう史奈(AAF戯曲賞・テアトロ新人戯曲賞佳作受賞)が 故郷に捧げるストーリー。
生きるって? 祈るって?

1995年1月17日午前5時46分 ……

あれから十年を迎えようとする今だからこそ、 優しく、強く、問いかける。

 

● 生と死はまさにあの時紙一重だった事を思い出しぞっとしました。(40代/男性)
●夫婦の機微に何度も涙が溢れました。(30代/女性)
●ヘタな映画を見るよりおもしろかった。心に響くものがありました。(30代/男性)
●自分の好きな人ともう一度見たいと思った。(20代/男性)
中岡耕
藤原美紀
藤野睦美
鈴木達也
佐藤徹
福田らん
橋本拓也
久米教平
ながえき未和
川田小百合
松本貴子
富田直幸
松本直樹
西野美恵子
柳沢麻杜花
袴田歳大
井上麻美
小松幸作
美術/吉野章弘
照明/村上秀樹(回転OZORA)
音響/熊野大輔
宣伝美術/草間めぐみ
舞台監督/赤坂有紀子
制作/海市(Kaishi)−工房制作部

「天使の梯子」公演によせて  −−浦崎 浩實

人間と世界を支配するのは、神でもテクノでもなく、
人それぞれが持つささやかな魂なのだ──と、
しゅう史奈と海市−工房の人たちの芝居は観客にささやきかけているように思う。

魂の自覚、私たち人間が等しく持っているはずの魂の在りかを、
彼らの劇の登場人物は私たちに指し示す。

そんな人物のつつましやかな<希求>に私はつい涙がこぼれ、
でき得ることなら抱きしめてやりたくなる。

もし自分(たち)が幸福でありたいと望むなら、
彼らの芝居を観よう。
わけても「天使の梯子」を見逃すのは
人生の損失ではないだろうか。


(劇評・映画批評家/「テアトロ」「シナリオ」「キネマ旬報」「荷風!」等に執筆)

 

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